超高速ホモジナイザーについて解説!特徴や使い方を詳しく紹介!
ホモジナイザーとは、物質を均一・分散・乳化することができる機械の総称です。超高速ホモジナイザーとは、文字どおり短時間で物質を均一化した分散化したりできます。主に研究室で使われており、導入や買い換えを検討しているところもあるでしょう。「超高速ホモジナイザーについて知りたい」という人もいるはずです。
そこで今回は、超高速ホモジナイザーの性能や使用例などを紹介します。
この記事を読めば、超高速ホモジナイザーの特徴がよく分かります。超高速ホモジナイザーに興味がある人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
1.超高速ホモジナイザーの特徴
はじめに、超高速ホモジナイザー独自の特徴やできることを解説します。
1-1.超高速ホモジナイザーは刃がついている
ホモジナイザーには、圧力をかけて物質を粉砕したり分散したりする高圧ホモジナイザー、超音波で物質を分散・均一化する超音波ホモジナイザーなどの種類があります。超高速ホモジナイザーは、刃を高速で回転させることにより物質の粉砕や均一化を行う仕組みです。また、単に刃で物質を破砕するだけでなく、刃の回転で発生する超音波によっても均一化や分散を行う製品もあります。
1-2.超高速ホモジナイザーは少量の物質を高速で砕くことができる
超高速ホモジナイザーは、組織や細胞だけでなく骨のような固いものも短時間で粉砕することができます。また、高速で物質を粉砕するため、物質が熱で変質するのも防ぐことができるため、熱に弱い物質を均一化するのにも適しているのです。ただし、高圧ホモジナイザーほど大型化することは難しいので、一度に均一化できる量には限りがあります。
1-3.超高速ホモジナイザーを使用している場所
超高速ホモジナイザーは、研究室で使用されていることが多い製品です。細胞や組織だけでなく、顔料や医薬品なども高速で均一化できるので、大学などだけでなく企業の研究室でも使われています。また、少量の物質を高速で粉砕するために生産ラインに組み込まれているものも少量ですがあるのです。
2.超高速ホモジナイザーは万能選手
超高速ホモジナイザーは、1つで粉砕、分散化、均一化ができます。高圧ホモジナイザーも似たような働きをすることができますが、高圧ホモジナイザーに比べて小型の製品が多いので、「少量の物質を粉砕したり均一化したりしたい」という場合に便利です。ですから、「いろいろな機材を用途別に揃えることができないので、超高速ホモジナイザー1台で全てを賄いたい」という場合にも適しているでしょう。1台あれば攪拌(かくはん)から均一化まで全ての過程を行うことができます。
3.多くの物質を短時間で分散化や均一化したいときにもおすすめ
超高速ホモジナイザーは、短時間で分散化や均一化ができます。ですから、多種類の物質を短期間で分散化したい場合におすすめです。その一方で、大量の物質を一度に分散化や均一化するのには向いていません。ですから、分散・均一・粉砕化したいものの量を考えて、超高速ホモジナイザーを導入するかどうかを決めましょう。
4.超高速ホモジナイザーに関するよくある質問
この項では、超高速ホモジナイザーに関するよくある質問を紹介します。
Q.超高速ホモジナイザーの大きさはどのくらいですか?
A.一般的なもので、高さが80cm前後、重さも8~9kgになります。
Q.バーミックスは超高速ホモジナイザーの代わりになりませんか?
A.仕組みは同じですが、バーミックスはさらに粉砕できる容量が少ないので代用は難しいでしょう。
Q.超高速ホモジナイザーは大型のものはありませんか?
A.ありますが、高圧ホモジナイザーに比べるとその数は少ないのです。製造業者に問い合わせて最大サイズを確認してください。
Q.超高医ホモジナイザーを使う際の注意点はありますか?
A.刃が高速回転することで粉砕や均一化を行うので、使用中に不用意に容器の蓋を開けてはいけません。また、容器を外す際は電源を切りましょう。
Q.超高速ホモジナイザーは、レンタルできますか?
A.現在のところ販売が中心です。レンタルが可能かどうかは販売店に問い合わせてください。期間限定でレンタルを行っているところがあるかもしれません。
まとめ
今回は超高速ホモジナイザーの特徴や使用例を紹介しました。超音波ホモジナイザー余地短時間で物質を粉砕、均一化できる小型のホモジナイザーだと思えばイメージしやすいでしょう。研究室などで多く使われ、多くの物質を少量ずつ短時間で粉砕したいときなどに便利です。