工場機械を処分する方法は? 売却できる機械の種類についても解説!

工場ではさまざまな機械を使っています。機械は、定期的な買い替えが必要です。また、工場の移転や廃業などのときも処分が必要になります。工場機械は、自治体に処分してもらうことはできません。処分方法に悩む方も多いことでしょう。

そこで今回は、工場機械を処分する方法を解説します。一口に処分といっても廃棄だけではありません。売却することも可能です。

  1. 工場機械の処分前に確認すべきポイント
  2. 工場機械の処分方法
  3. 工場機械を買取に出す方法
  4. 工場機械の処分に関するよくある質問

この記事を読めば、売却できる機械の見極め方や処分する際の注意点、業者の選び方まで全て分かることでしょう。工場機械を処分する方法に悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

1.工場機械の処分前に確認すべきポイント

はじめに、工場機械を処分する前に確認しておくべきポイントについて解説します。どんなポイントがあるのでしょうか?

1-1.工場機械の状態

工場機械を処分する前に以下のことをチェックしてください。

  • 動作:問題なく動く・一部動作不良・全く動かない
  • 状態:新品同様・一部使用感がある・かなりの使用感がある
  • 年代:製造してから何年が経過したのか

この3つを確認しておけば、売却できるかどうかが分かります。動作に問題なく製造年が新しければ、売却できる可能性があるでしょう。

1-2.工場機械の素材

工場機械は金属製が多いですが、ガラスやプラスチックが含まれている製品もあります。金属だけの機械は、機械としての価値がなくても金属として買取可能なものもあるでしょう。また、金属とプラスチックでは処分費用が異なることもあります。ガラスやプラスチックが含まれる場合、その割合もおおよそでいいですから確かめておきましょう。

1-3.工場機械の需要

処分したい工場機械の需要が高ければ、多少状態が悪い中古でも売却できる可能性があります。特に、もう製造が終わってしまったけれど需要がある機械の場合は、部品だけでも売却できる可能性があるでしょう。

2.工場機械の処分方法

ここでは、工場機械の処分方法を解説します。どのような方法が一般的なのでしょうか?

2-1.引き取り


機械を製造、販売した会社の中には、不要になった機械を引き取ってもらうこともできます。費用は業者によって異なりますが、条件によっては無料で引き取りしてもらえることもあるでしょう。ただし、全ての業者が機械を引き取っているとは限りません。必ず確認し、引き取り条件や費用も確かめてから申し込んでください。

2-2.廃棄

工場機械を廃棄するには、専門業者に依頼してください。多くの場合有料で、機械によって料金が異なります。また、必ず自治体などの許可を得た業者を利用しましょう。なお。どのような小さい機械でも自治体に処分を依頼することができません。

2-3.売却

以下のような条件に当てはまる機械は売却ができる可能性があります。

  • 新しく使用感がない
  • 中古でも需要がある
  • 金属製の機械
  • 古くても動作に問題がない

また、機械の大きさは関係ありません。手で持って使うものも生産ラインに組み込める大きな機械も売却できます。

3.工場機械を買取に出す方法

ここでは、工場機械を買取に出す方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.買取専門の業者を利用する

買取専門の業者を利用すれば、幅広い製品を買取してもらえます。全国に出張買取を行っている業者もあるので、比較してみましょう。壊れた機械でも部品取り用として買取してくれるところもあります。

3-2.購入した業者に下取りしてもらう

業者によっては、自社の製品を下取りしている会社もあります。新しい機械を購入したときなど、条件付きのところもありますが、下取りしてもらうと何かと便利なこともあるでしょう。おおっぴらに宣伝していないところもあるので、問い合わせてみてください。

3-3.金属買取業者

機械ではなく、金属として買取してほしい場合は、金属買取業者を利用するのがおすすめです。この場合、機械の質は関係なく、重さで値段が決まります。また、金属の種類によっては高値買取も期待できるでしょう。ただし、薬品や重金属がついた機械は買取できないこともあります。

3-4.ネットオークション

小型機械や部品はネットオークションで売買することもできます。ただし、こん包や発送は自分で行わねばなりません。輸送中の安全も確保する必要があります。時間と手間がかかる方法です。取りに来てくれる人限定などにするなど、工夫しましょう。

4.工場機械の処分に関するよくある質問

最後に、工場機械の処分に関するよくある質問を紹介します。

Q.工場機械は、小さな部品1つでも自治体に処分してもらえませんか?
A.はい。会社から出たゴミは全て自治体では処分できません。

Q.金属として売却する場合、錆びていてもいいですか?
A.錆びた金属は、価値がないので売却できない可能性があります。

Q.コンピューター制御の機械は売却できるでしょうか?
A.可能ですが、ものによっては内部のコンピューターが古いと起動ができないこともあります。まずは状態を確かめてください。

Q.売却・引取を依頼する業者の選び方はあるでしょうか?
A.まずは実績を確認してください。取引実績が多い業者ならば確実です。また、口コミや取り扱っている機械の種類も確認してください。

Q.工場の機械全て売却したいといった依頼はできますか?
A.業者によっては可能です。まずは相談してみましょう。

まとめ

今回は工場機械の処分方法について解説しました。工場機械は、稼働に問題なく需要があれば多少古いものでも売却できる可能性があります。不要になったらすぐに査定してもらいましょう。また、処分する際は信用できる業者に依頼することが大切です。工場機械を買った業者に引き取りしてもらえるなら、ぜひ、利用してみましょう。リサイクルもできるのでエコになります。また、金属として売却できるなら、そのほうが限られた資源を有効に使えるでしょう。