身近なものにも使われている? 超音波ホモジナイザーの原理について
超音波ホモジナイザーというとSF小説や映画に出てくる近未来的な武器のような名前ですが、実は私たちの生活に深く密着している製品を作るのに欠かせない機械なのです。
そこで今回は超音波ホモジナイザーの原理や用途についてご紹介しましょう。興味がある方はぜひ読んでみてください。
- 超音波ホジシナイザーとは?
- 超音波ホモジナイザーの用途は?
- 超音波ホモジナイザーの大きさは様々
1.超音波ホジシナイザーとは?
超音波ホモジナイザーとは発振器・コンバーター・ホーンで構成される機械で、ホーンを溶液中に挿しこみ、微細な気泡を発生させることにより、溶液中に激しい衝撃を与えます。超音波の実験として、超音波を当てたガラスが割れるという実験をご覧になった方もいるでしょう。超音波ホモジナイザーはガラスが割れるほどの衝撃をホーンを通して溶液中に送り込むことで。ナノレベルでの細胞破砕や乳化分散、化学反応の促進、液体中の脱泡・殺菌が可能になります。
具体例をひとつご紹介すると、水と油のように分離しあうもの同士を滑らかに混ぜ合わせることができるのです。つまり、超音波ホモジナイザーを使えば物質同士をより均一に、滑らかに混ぜ合わせたりすることができるので、舌触りの良い食品や、肌の上で滑らかに伸びる化粧品、さらに発色の良いインクや、胃の中でさっと溶けて吸収されやすい医薬品なども作ることができるでしょう。
2.超音波ホモジナイザーの用途は?
超音波ホモジナイザーは、食品・医薬品・化粧品・工業用品などの幅広い分野で使われています。とくに乳化や撹拌、化学反応が必要な製品を超音波を使っていないホモジナイザーを使うよりも低コストで高品質なものを作ることができるでしょう。現在使っているホモジナイザーがそろそろ寿命なので新しいものに変えたい、と思っている企業様は一度超音波ホモジナイザーの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
3.超音波ホモジナイザーの大きさは様々
超音波ホモジナイザーは小容量から大容量まで様々なサイズに対応したものが作られています。ですからお客様のご要望によって無駄のないサイズの商品をご用意できるでしょう。企業によっては超音波ホモジナイザーを使用した感想を掲載しているところもあるので、選ぶ際の参考になります。
おわりに
今回は超音波ホモジナイザーの原理や用途についてご紹介させていただきました。我々が良く口にしている食品や使っている化粧品やインクなどもこのホモジナイザーを使って作りだされたものかもしれません。そう考えると見たこともない機械も身近に感じられますね。