ホモジナイザーの5つの種類と特徴をチェック!身近なとこでも活躍してる?!
皆さんは「ホモジナイザー」という機械装置をご存知でしょうか? 普段から口にしている食品や医療用品にとても多く使われています。ここでは、ホモジナイザーの種類やその特徴などについてご紹介したいと思います。
- ホモジナイザーとは?
- ホモジナイザーの種類
ホモジナイザーとは?
ホモジナイザーとは、液体中の粒子を均一に粉砕・分散する装置の事です。例えば乳製品の場合、牛から搾取した牛乳をさまざまな加工を施してチーズやヨーグルトにします。こういった加工をより均一に行うことで、製品の品質が上がり、よりよい食品として提供することができます。また、飲料の場合は粒子を粉砕し、分散させることによってしっかりと混ざった飲料を作り出すことができます。
こうした作業を効率よく、粒子レベルで管理することができるホモジナイザーは、今や多くの食品や化学品などに用いられ、私たちの身近なところで大活躍している機械装置なのです。
その基本原理は、高速の回転羽根の強い攪拌作用を利用するものです。かくはん粉砕機やコロイドミル(回転ミル)などもホモジナイザーとして利用されています。
2.ホモジナイザーの種類
2-1.ホモジナイザー
上記に記載した通り、均質バルブによって粒子レベルでの均一化を図ることができる製品です。内部にかかる圧力は手動でかけるものと油圧によってかけるものがあり、弊社はいずれも高い品質にて提供することができます。最高圧力も~100Mpa近くまで加圧することができ、処理量も多いもので12,000L/H、少ないもので80L/Hと、要望に沿って使い分けることができます。
2-2.ラボスケールホモジナイザー
ラボスケールホモジナイザーとは、主に研究などで用いられる機械装置です。コンパクトで卓上にて使用することができるため、少量の液体を分散・粉砕することができます。さらに、卓上のサイズでありながら空圧自動圧力制御によって加圧することができるので、効率的な研究やサンプリングを行うことができます。
2-3.アセプティックホモジナイザー
こちらは無菌状態を作ることができるホジモナイザーです。油圧制御によって作動し、雑菌の侵入をスチームバリアーで防ぎます。さらに弊社製品では、滅菌水によるクリーニングを行う構造になっているため、常に菌の量を制限することができる製品です。手動で動くアセプティックホモジナイザーもあるので、用途や用法によって適した製品を選ぶことができます。
2-4.高圧ホモジナイザー
こちらは、その名の通り内部に高い圧力をかけることができるホモジナイザーです。処理液を安定して高圧状態にすると、均一化を安定させることができるほか、集中的にエネルギーを伝えられるため、より精密な粉砕処理を行うことができます。
弊社製品では70~80Mpaの高い圧力をかけることができ、処理量も200 L/H~500 L/Hの製品と、2,000~15,000 L/Hの製品があります。利用方法によって選ぶことが可能です。
2-5.超音波ホモジナイザー
こちらは、液体中に小音波振動を与えることで微小な気泡を作り出し、溶液の物質に繰り返し激しい衝撃を与えることで乳化分散や細胞粉砕を促す装置です。物理的な衝撃を与える装置よりも高いエネルギーレベルを生成することができるため、今後さらに普及する可能性がある製品です。
まとめ
以上が主なホモジナイザーの種類になります。ホモジナイザーの原理は、高速分散~微砕~均一化の一連のホモジネーションを行うシステムです。さまざまな分野で利用され、特に食品、化学製品には大きく貢献しており、私たちの生活に役立っているのです。