ホモジナイザーってどんな用途に使うの? 2つの特徴をご紹介します!

ホモジナイザーという機械を知っていますか? 聞きなれない名前の機械ですよね。「自分の生活に特に関係してはいないだろう」と思うかもしれません。実はこの聞きなれない名前の機械、私たちの生活に深く関係しているのです。ホモジナイザーは牛乳やチーズ・ヨーグルト・コーヒー・ジュースなどを使う時に使われます。

また、印刷に使うインクや工業用グリスなどの化学製品を作る時や、医薬品や化粧品を作る時にも使用される機械です。ホモジナイザーは私たちの生活に深く関係しているということが分りますよね。そこでこの記事ではホモジナイザーがもたらす効果を2つご紹介します。

  1. 液体の分離を防ぐ作用
  2. 液体と金属を均等に混ぜ合わせる

1.液体の分離を防ぐ作用

私たちが普段使う乳製品が冷蔵庫に入れておく間に分離してしまうことはありませんよね。工業用のグリスや印刷用のインクも長期間放置した後に分離することはありません。 当たり前のように感じるかもしれませんが、これはホモジナイザーの効果なのです。

ホモジナイザーは液体や液体の中に含まれる粒子を細かくします。そうすることによって液体が分離しにくくなり品質が安定するのです。 牛乳やコーヒー、ジュースなどを常に均等な状態で飲むことが出来るのは、ホモジナイザーの働きがあるおかげなのです。

ホモジナイザーで液体中の粒子を細かくすることにより、液体と固体が分離しにくくなるんですね。
はい。品質も安定するので食品から医薬品までいろいろな製品の製造過程で使われています。

2.液体と金属を均等に混ぜ合わせる

私たちが良く使う電池や塗料、インクには金属化合物が多く含まれています。それらを作る時にもホモジナイザーが大きな役割を果たしているのです。 電池や塗料・インク・化粧品や薬に使うソフトカプセルを作る時には液状化した原料に金属の粉末を混ぜ合わせます。ところが、金属の性質上、粉末になればなるほど液体と均一に混ざり合うことが難しくなってしまうのがこの工程の問題点なのです。

では、液体と金属の粉末を混ぜたものを高圧ホモジナイザーにかけるとどうなるのでしょうか? 結果として液体と金属の粉末を両方同じ大きさにすることが可能になります。つまり均等に分散させることが出来るのです。ホモジナイザーを使えば、普通では混ざり合うことのできない物質がきれいに混ざり合い品質を安定化させることが出来ます。

ホモジナイザーを使うことで、通常ならば混じりにくい物質同士もうまく混ぜ合わせることができるんですね。
はい。ホモジナイザーが開発されてから製造が可能になったり品質が向上したりした製品もたくさんあります。

まとめ

この記事ではホモジナイザーの用途を2つご紹介しました。

  • 液体の分離を防ぎ乳化や均質化を図ることが出来る
  • 普通では混ざり合うことがない液体と金属を均一に混ぜ合わせることができる

ホモジナイザーは聞きなれない名前の機械ですが、私たちの生活を支える乳製品や飲料・機械グリスや塗料・インクなどを作るために不可欠な機械なのです。