粉砕機にはどんな種類があるの?導入のポイントや業者選びのコツとは?


工場や工事現場・ガーデニングなどで大活躍する粉砕機は、あらゆる種類があります。簡単に使える家庭用粉砕機から工場に設置する本格的なものまで幅広いです。使用目的に合った粉砕機を選ぶためにも、基本情報を把握しておかなければなりません。粉砕機についてわからないまま選んでしまうと、間違った種類を購入してしまいます。そこで、本記事では、粉砕機とは何なのか、種類や特徴・使い方・導入のポイント・注意点など詳しく説明しましょう。

  1. 粉砕機について
  2. 粉砕機の種類について
  3. 粉砕機の使い方
  4. 粉砕機の導入について
  5. 粉砕機にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、使用目的に合った粉砕機を選び、正しく使うために必要な情報を知ることができます。粉砕機の導入を考えている方はぜひチェックしてください。

1.粉砕機について

粉砕機の導入をする前に、一体どんなものなのか基本情報を知ることが大切です。粉砕機の構造や原理・主な目的など詳しく見ていきましょう。

1-1.粉砕機とは

対象物の粉砕をおこなう機械を粉砕機といいます。粉砕機の一種である「製粉機」は、小麦や穀類などを粉砕する機械です。分野によって粉砕機の呼び名が変わることもあります。また、粉砕機といってもどの程度まで粉砕するのか、どのくらいの大きさを粉々にするのかによって種類が変わるのです。そのため、使用用途に合った種類を選ばなければなりません。また、固体の物質を粉砕するための単位操作ができます。粉砕後の状態は物体や大きさによって異なるでしょう。

1-2.構造・原理

粉砕機は、摩擦・圧縮の力によって対象物を粉砕する原理です。粒径を均等にそろえることができ、工場が工事現場で重宝されています。粉砕には多量のエネルギーが必要です。また、構造は種類によって異なります。原理の詳細については、【2.粉砕機の種類について】で説明しましょう。

1-3.目的

粉砕機は主に、3つの目的があります。「物体の表面積を増やすこと」「物体を目的の大きさにそろえること」「物体をパルプ化すること」です。以上の目的を踏まえたうえで、何ができるか・どこで使うかなど見ていきましょう。

1-3-1.何ができるか

粉砕機を使えば、大きいものでも理想のサイズに細かくできます。人の手ではできない状態まで細かくできるのです。また、カットによる形状変化や線状の質感変化・分離も期待できます。幅広い分野で使用されている機器です。

1-3-2.どこで使うか

主に使う場所は、工場や製品生産工場・研究所・ゴミ処理場などです。規模が大きい場所では、大型粉砕機を設置しています。材料に必要な竹や木材を粉砕機で粉々にするのです。一方、家庭で使える小型粉砕機もあります。小型粉砕機は、ガーデニング・DIYなどで使用可能です。

1-3-3.どんなときに使うか

家庭・工場や工事現場など使うシーンは幅広いです。特に、近年は‟エコ活動”に力をいれています。回収した不用品や原料を再資源化・燃料化するために粉砕機を使用するのです。あらゆる使い方ができる粉砕機は、役立つ機械といえます。

1-4.必要性

対象物を細かくするために、ハンマータイプの「破砕機(はさいき)」を使うことがあります。破砕機(はさいき)とは、岩石などの固体を目的の大きさまで細分化する機器です。木材やガラス・アスファルトなどの固体を細分化できます。しかし、破砕機(はさいき)は細分化に限界があるのです。そこで、必要になるのが「粉砕機」になります。破砕(はさい)より細かく砕くために必要です。

2.粉砕機の種類について

数十ミリメートル以下の対象物を数百マイクロメートル以下にまで粉砕するのが「粉砕機」です。粉砕機にもさまざまな種類があるので、詳しく見ていきましょう。

2-1.種類

粉砕機を大まかな種類にわけると、「微粉砕機」と「超微粉砕機」の2つになります。種類によって構造も異なるので、特徴をしっかり把握してください。

2-1-1.微粉砕機

微粉砕機は「ローラーミル」「ジェットミル」「高速回転粉砕機」「容器駆動型ミル」の4種類にわかれています。さらに、「高速回転粉砕機」はハンマーミルとピンミル、「容器駆動型ミル」は回転ミル・振動ミル・遊星ミルに分類されるのです。それぞれの特徴を以下にまとめてみました。

  • ローラーミル:数個のローラーの重力・遠心力が回転するテーブル・鉢形の粉砕容器に押しつける構造。間に挟まれた対象物を圧縮粉砕する。
  • ジェットミル:数気圧以上の圧搾・高圧空気や高圧ガスを噴出させ、ジェット気流で原料粒子を加速させる。粒子の衝突・衝撃作用によって粉砕。

高速回転粉砕機

  • ハンマーミル:高速回転のハンマーで供給粒子に衝撃を与え粉砕する。粉砕製品の粒度コントロールが可能。
  • ピンミル:数十本のピンを向かい合った2枚の円板表面につけ、高速回転させることで対象物を粉砕。

容器駆動型ミル

  • 回転ミル:水平軸を中心に容積の3分の1を満たす量の粉砕媒体を回転円筒の中に充填。回転によって対象物を粉砕する。
  • 振動ミル:円筒状またはトラフ状のミル内に粉砕媒体を充填。ミルに振動を与えることで媒体が動き、粉砕する。
  • 遊星ミル:対象物と一緒に粉砕媒体を充填した容器が自転し、公転する機構による衝突力で粉砕する。

2-1-2.超微粉砕機

超微粉砕機には「媒体撹拌(かくはん)ミル」と呼ばれる種類があります。媒体撹拌(かくはん)ミルは、「アトライター」と「ビーズミル」の2種類です。

  • アトライター:約3~10ミリメートルのボールを使って棒状の撹拌(かくはん)アームで対象物を粉砕する。
  • ビーズミル:容器の中に媒体となるビーズを充填し、アジテータの回転でビーズを衝突させ粉砕する。

2-2.粉砕機の特徴

粉砕機は対象物と生成するものの「大きさ」によって種類を使いわけることが大切です。一般的な粉砕機は数十ミリメートル以下のものを数百マイクロメートル以下にします。一方、微粉砕機は数マイクロメートルほどに微細化、超微粉砕機は数マイクロメートル以下の微粉にするのです。それぞれの特徴を把握しておけば、使用目的に合ったタイプが選択できます。

3.粉砕機の使い方

それでは、粉砕機の主な使い方について説明しましょう。使用方法だけでなく、使用上の注意点やメンテナンスなどもチェックしてください。

3-1.使用方法

粉砕機の使い方はとても簡単です。対象物をはさみこむタイプや粉砕機の投入口から対象物を入れるタイプまであります。対象物をセットしたら電源を入れるだけで粉砕できるシステムです。また、家庭用の小型粉砕機の中には手動タイプもあります。最近では、さまざまな種類が登場しているので比較してみてください。

3-2.使用上の注意点

竹や木材などを粉砕する機器は、刃物が高速で回転しています。そのため、使い方を誤ってしまうと重大な事故につながるおそれがあるのです。粉砕機を使う前には、必ず取り扱いについて詳細が記載してある「説明書」を読みこんでください。また、最初は機械の扱いに慣れた人が作業をするといいでしょう。初心者は慣れた人から教わるなどして慎重に扱うことが大切です。

3-3.メンテナンスについて

粉砕機を使用した後は、パネルやカバーなどの掃除をしてください。パネル・カバー類のお手入れは日ごろからできるメンテナンスです。刃物類は定期的な交換が必要になります。機械に詳しいプロに依頼したほうが安心でしょう。

4.粉砕機の導入について

粉砕機の導入を考えている方は、導入方法や業者選びのポイントを知る必要があります。間違った粉砕機を購入しないためにも、事前に知識を深めておきましょう。

4-1.導入方法

粉砕機の導入は、「新品」「中古」「レンタル」と3つの方法があります。それぞれの特徴を説明しながら、自分に合った方法を見つけてください。

4-1-1.新品

真新しい粉砕機を購入したい方は「新品」がおすすめです。新しい状態で使うことができるため、すぐに故障する心配はいりません。粉砕機の新品を取り扱っている専門メーカーがあります。専門メーカーは1つの品種に特化しているため、経験と知識が豊富です。よって、使用目的に合った種類が導入できるでしょう。参考として、高圧式ホモジナイザーを取り扱っている専門メーカー「三丸機械工業」をチェックしてみてください。

三丸機械工業

4-1-2.中古

できるだけ、安い費用で粉砕機を購入したい方は「中古」がおすすめです。中古品=不良品が多い・すぐに壊れるというイメージを持っている方は多いでしょう。しかし、実際のところは‟業者選び”が大きなポイントになります。粉砕機などの機器を多く取り扱っており、実績のある業者ほど状態のいい中古品がそろっているものです。

4-1-3.レンタル

一定期間だけの使用なら「レンタル」をおすすめします。業者の中には販売と同時にレンタルをおこなっているとこもあるのです。レンタルで注意しておきたいのが、レンタル期間になります。いつの間にかレンタル期間がすぎて、延滞料金を支払うはめになったということがないように気をつけてください。レンタルか購入かで迷った場合は、「目的」と「使用期間」について考えるといいですよ。粉砕機の購入価格とレンタル料金を比較しながら、どちらがベストが決めていきましょう。

4-2.業者選びのポイント

目的に合った粉砕機を購入するには、業者選びが大切なポイントです。業者選びのポイントとしては、以下の内容に注目してください。

  • 業者スタッフの対応が丁寧
  • 適切なアドバイスをしてくれる
  • 見積もり内容がわかりやすい
  • ホームページに住所と固定電話番号が記載されている
  • 実績・経験が豊富

4-3.技術相談について

導入しても使い方がわからなかったり、扱い方に戸惑ったりと困ったときに技術相談ができる人がいると安心ですよね。メーカーや業者の中には技術相談を受けつけているところがあります。機械の扱い方はもちろん、どうすれば作業しやすくなるのか、適切なアドバイスをくれるでしょう。導入時に技術相談可能かどうかスタッフに尋ねることも大切です。

4-4.省エネ・小メンテナンス

近年の粉砕機は、省エネ・小メンテナンスに注目が集まっています。エネルギーを大量に使う粉砕機だからこそ、最小限で使用できるシステムを求めるものです。特に、近年のエコ意識の高まりが影響しているのでしょう。また、メンテナンスに時間と手間をかけないタイプを選びたい方は多いです。メンテナンスがしやすいかどうか、エネルギー消費量についてもチェックしておきましょう。

4-5.アフターフォロー

商品・業者選びの際、「アフターフォロー」にも注目してください。アフターフォローをおこなっている業者は、定期的メンテナンスや点検をしています。導入後にトラブルが起きても、すぐに対応可能です。アフターフォローが保証されている業者に依頼すれば、購入後も安心できます。

4-6.注意点

業者の中には悪徳業者も存在しています。悪徳業者に引っかからないためにも、複数の業者を比較してください。サービス内容・価格・種類の豊富さなどあらゆる項目を比較すれば、優良業者と悪徳業者を見極めることができます。最初から1社にしぼることだけはやめましょう。業者は慎重に選ぶことが大切です。

5.粉砕機にかんしてよくある質問

粉砕機にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

5-1.粉砕機の相場はいくらか?

大型・中型・小型と幅広いですが、粉砕機の相場はおよそ5万円~です。工場に設置する大型になると数百万円はするでしょう。小型粉砕機の家庭用は、5,000円~数万円で手に入ります。具体的な相場については、メーカーや業者を比較してみてください。

5-2.粉砕機の寿命はどのくらいか?

粉砕機のメンテナンスや点検を怠らずにいれば、10年以上使い続けることができます。しかし、消耗品となる刃などは定期的に交換しなければなりません。刃がかけている・作業効率が落ちているなど疑問を感じたときが交換の目安です。

5-3.粉砕機の事故防止策とは?

つい先日、工場の粉砕機に巻き込まれた男性従業員が死亡した事故が起きました。設備面による不備が原因だとされています。粉砕機の開口部に墜落防止など備わっていなかったのです。大変な事故を起こした後では遅いので、設備面による安全対策を徹底してください。また、従業員が誤った扱い方をしないためにも、教育をしていかなければなりません。

5-4.悪徳業者に引っかかったときの対処法とは?

もし、悪徳業者に引っかかった場合はすぐに「国民生活センター」「消費者センター」に相談してください。決して、1人で抱えこんではいけません。いち早く行動を起こしたほうがスムーズに解決できるでしょう。

国民生活センター

まとめ

いかがでしたか? 粉砕機は対象物を粉砕できる機器です。家庭用の小型粉砕機から工場や工事現場で活躍する中型・大型粉砕機まで幅広い種類がそろっています。しっかり粉砕機の種類や特徴を把握しておけば、使用目的に合ったものが選べるでしょう。そして、信用できる業者から購入できます。中には悪徳業者も存在しているので、業者選びのポイントをきちんと押さえてくださいね。


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