微粒化ってどんなこと? 微粒化装置の種類や導入もとことん解説!


液体を微粒化するための技術は、私たちの生活を便利で豊かにするために欠かすことができないものです。私たちが意識していないところにも、微粒化の技術を使用していることは多いことを理解してください。しかし、微粒化とはどんなことかと言われても詳しくは知らない人も多いでしょう。そこで、今回は、微粒化について知りたい人や微粒化装置の導入を考えている人のために、あらゆる知識を解説することにしました。微粒化とは何かという基本的なことから、微粒化装置の導入のポイントまでじっくり学んでください。

  1. 微粒化について学ぼう
  2. 微粒化の種類について
  3. 微粒化装置について
  4. 微粒化装置の導入について
  5. ​微粒化や微粒化装置にかんするよくある質問

記事をしっかり読んだ人は、微粒化装置についての理解を深めることができます。また、最適な微粒化装置を導入するために必要なことが身に付くため、失敗がありません。さらに業者選びのポイントについても説明しているので、長い目で見ても満足できる結果を手に入れることができます。皆さんにとってメリットの大きな内容ですから、ぜひ読んでくださいね。

1.微粒化について学ぼう

まずは、微粒化について学びましょう。微粒化とは何かだけでなく、社会のニーズや目的についても解説します。

1-1.微粒化とは何か

微粒化とは、液体を小さなしずくにして気体に放出することを言います。微粒化とは、液体を気化するのではありません。あくまでも、液体の状態を保っていることが条件となります。微粒化のサイズは、大きいもので7~8ミリ程度・小さなものでナノマイクロレベルまで幅広く、使用目的によって最適なサイズを選んで応用しているのです。

1-2.微粒化に対する社会のニーズや目的

微粒化に対する社会のニーズや目的について学びましょう。品質のいいものや、便利なもの、性能が高いものを作るためには、液体の微粒化がとても役に立ちます。液体を細かな粒子として使用することで、浸透力を高めたり均一化できたりするのです。微粒化の目的は、製品の品質を高めて人々の豊かな暮らしを実現することと考えましょう。社会のニーズとしてもよりきめ細やかな技術を必要としているため、微粒化にかんする研究は多くの機関や企業の研究室によって日々研究が重ねられています。

2.微粒化の種類について

では、微粒化の種類について詳しく学びましょう。微粒化の種類について、それぞれの特徴を知ったり注意点を理解したりすることはとても重要です。

2-1.微粒化の種類を学ぼう

微粒化にも、いくつかの種類があり、使用目的や分野が異なります。たとえば、以下をご覧ください。種類ごとに、さまざまな分野で活用していることがわかります。

  • 液体を乳化したり均一化したりする:食品分野・化学分野などで利用
  • 液体を粉に加工する:食品分野などで利用
  • 薬品や液体を使いやすく加工する:医療・製薬・化粧品分野などで利用

微粒化は、どの種類であっても私たちの暮らしには必要不可欠なものになっていると言えるのです。

2-2.微粒化の特徴をそれぞれの種類別に解説

微粒化の特徴について、種類別に解説していきます。それぞれについて、内容をじっくり確認してみましょう。意外と身近なところで、微粒化を感じることができますよ。

2-2-1.液体を乳化したり均一化したりするために微粒化する

水分と油分は、そのままでは分離してしまって混じり合うことはありません。しかし、微粒化の技術によって粒子を小さくすることで混じり合うことができます。混じり合って乳化した状態は、食品分野では口当たりのなめらかさを実現し、化学分野ではインク原料の均一化に役立っているのです。

2-2-2.液体を粉に加工するために微粒化する

たとえば、インスタントコーヒーを思い出してください。インスタントコーヒーは、粉状の製品でそのままお湯に溶かすだけで飲むことができます。インスタントコーヒーにも、微粒化の技術を使用しているというわけです。液体を粉状に加工するためには、まず、微粒化する必要があります。微粒化したコーヒー液を乾燥すると、インスタントコーヒーの粉ができあがるのです。

2-2-3.微粒化して薬品や液体を使いやすく加工する

たとえば、治療薬の吸収率を高めるには薬品を微粒化して加工する技術が必要となります。治療薬は、単一の成分だけではなく、複数の薬品を調合しているものも多いです。そのため、薬品を問題なく混ぜ合わせるためにも微粒化して加工する方法を採用しています。また、化粧品などは、微粒化の技術があることで、肌への浸透力を高めること・均一に塗布すること・使い心地の良さを追求することなどができるのです。さらに、医療分野での新薬研究や検査などにも使用していますよ。

2-3.微粒化の使用方法

微粒化の使用方法は、あらゆる分野において無限にあります。しかし、微粒化は、微粒化装置を用いて行うことが基本です。そのため、使用方法に適した微粒化装置を選ぶことが先決となります。しかし、初めて微粒化を使用するときには、どんな種類の微粒化を行うべきか、また、どんな微粒化装置を選ぶべきか十分に考えてみましょう。なお、微粒化するための技術にもいくつかの種類があり、使用方法や目的によって適性があったりなかったりしますので注意してください。

2-4.微粒化を使用するときの注意点

微粒化を使用するときは、目的に合った種類を選択することが大切です。目的に合った種類だからこそ、期待している効果を得ることができるとも言えます。また、何でも微粒化すればいいというものでもないのです。微粒化が必要かどうかについて、再度考えてみましょう。改めて微粒化の必要性が高いとの結論が出た場合は、どの種類の微粒化が適しているか検討してください。

2-5.そのほかに注意するべきこと

そのほかにも、常に安定した状態で微粒化しているかチェックすることが大切です。何らかの不具合が発生して微粒化がうまくできないときは、製品の品質が落ちたり期待外れになったりします。現在行っている微粒化の種類が合っていないのではと感じたときは、ほかの種類を試すことも考えてみましょう。また、微粒化に詳しいプロの意見を参考にすることも大切ですよ。

3.微粒化装置について

微粒化の技術を利用するためには、微粒化装置の導入が必要です。微粒化装置について解説しましょう。

3-1.微粒化装置にはどんなものがあるか

微粒化装置について、主なものを3つご紹介します。それぞれの特徴について、確認しておきましょう。

3-1-1.超音波式微粒化装置

超音波式微粒化装置は、超音波の振動を利用して微粒化する装置です。超音波は、人間の耳では聴くことができない波長の音となります。液体に超音波の振動を与えることで、分子間の結び付きを切って微粒化することができるのです。ただし、1回に処理できる量は少ないという点を認識しておきましょう。

3-1-2.撹拌(かくはん)式微粒化装置

撹拌(かくはん)式微粒化装置は、液体をかきまぜることで微粒化します。撹拌(かくはん)式微粒化装置の仕組みについては、ジューサーミキサーを思い出していただくとわかりやすいでしょう。高速でかきまぜることによって、細粒化している様子を観察できますよ。

3-1-3.高圧式微粒化装置

高圧式微粒化装置は、高い圧力を掛けることで液体を微粒化します。超音波式や撹拌(かくはん)式と比べて、処理量が多かったり、より細かな微粒化が期待できたりする点が特徴です。なお、高圧式微粒化装置には、ノズル式とバブル式の2種類があります。ノズル式で詰まりやすい液体も、バルブ式なら問題が無いこともあるので検討してみましょう。

3-2.微粒化装置の構造や原理を理解しよう

微粒化装置の構造や原理は、それぞれの方式によって異なります。しかし、いずれの場合であっても何らかの手段によって液体の粒子を細かくすることには違いありません。微粒化装置は、方法が異なるとはいえ、液体に物理的な刺激を与えることで微粒化するのです。なお、微粒化装置の構造や原理を詳しく知るためには、豊富な知識を持っている業者に教えてもらうのもいい方法となります。特に、導入事例を多く持っている業者なら、あらゆる微粒化装置の構造や原理に詳しいはずですよ。

3-3.微粒化装置の目的

微粒化装置の目的は、液体を微粒化することです。もちろん、液体を微粒化することが最終目的にはなりません。液体を微粒化して、製品の使い勝手をよくしたりなめらかさを追求したりするだけでなく、浸透力を上げることなども目的となります。微粒化装置は、微粒化技術を実用化するためにも、必要不可欠な存在です。メーカー各社が、微粒化の技術とともに微粒化装置の開発にも力を入れているのは、多くの分野から期待を受けているからだと認識しておきましょう。

3-4.微粒化装置の必要性

微粒化装置の必要性の高さは、言うまでもありません。食品分野や医療分野を始め、数多くの分野で微粒化の技術が必要不可欠になっているため、微粒化装置は必ず必要なものと言えます。また、よりいいものを作り出すためにも、微粒化装置の技術進歩に期待が集まっているのも事実です。液体を微粒化することで、さまざまな活用方法が生まれます。今後も、微粒化装置の必要性が低くなることは無いでしょうね。

4.微粒化装置の導入について

ここでは、微粒化装置の導入を考えている人が知っておくべき内容を解説します。失敗や後悔を防ぐためにも、しっかり理解してくださいね。

4-1.微粒化装置の導入方法にもいろいろある

微粒化装置の導入方法にも、いろいろあります。ここでは、新品・中古品・レンタルの3つの導入方法について解説しましょう。

4-1-1.新品を導入する

微粒化装置の導入は、新品の状態がベストになります。新品の状態ですから、故障のリスクも低いです。また、清潔で気持ちのいい状態から使い始めることができる点もメリットと言えます。しかし、導入費用が高くなることもあるため、予算が厳しい場合はデメリットとなるでしょう。

4-1-2.中古品を導入する

微粒化装置は、中古品での導入も考えてみましょう。中古品は導入費用が安く済むため、企業に取ってはコスト削減に対してメリットが大きいと言えます。しかし、機種や状態によっては故障のリスクが上がったり使用感が気になったりする点などがデメリットとなるのも事実です。また、希望の機種が中古市場に出回っていなければそもそも導入自体ができない点も覚えておきましょう。

4-1-3.レンタル品で導入する

今は、微粒化装置もレンタルで導入することができます。レンタル品は、気軽に導入できることや格安な費用で使用できる点がメリットのため、人気が高くなっているのです。ごく短期間だけ使用する場合なら、レンタルのメリットを生かすことができるでしょう。しかし、気に入ってそのまま長期間使用した場合は、割高になってしまうというデメリットも出てくるので注意してください。

4-2.微粒化装置の導入を依頼するための業者を選ぼう

微粒化装置の導入には、信頼できる業者を選ぶことも重要なポイントです。具体的には、以下をご覧ください。

  • 微粒化の技術にかんする詳しい知識を持っていること
  • 微粒化装置の種類を多く取り扱っていること
  • 微粒化装置の導入実績が豊富であること
  • 見積もり依頼に素早い対応ができること
  • 依頼者のニーズにあった装置を提案していること
  • 導入費用がリーズナブルな設定であること
  • 希望の納期に間に合わせてくれること
  • 質問に対する回答が誠実でわかりやすいこと
  • 導入後もアフターフォローが手厚いこと

微粒化装置は、年単位で使用することも多いです。長期間満足して使うためにも、業者選びも慎重に行いましょう。なお、業者選びの際には下記もご覧くださいね。

三丸機械工業:http://sanmaru-m.co.jp/

4-3.微粒化装置の技術相談について

微粒化装置の使用方法や技術的な問題にかんする相談は、メーカーの技術相談窓口にすることが基本です。もしくは、微粒化装置の導入にかかわった業者に問い合わせてみましょう。微粒化の原理や微粒化装置の知識が豊富な業者なら、対応できる内容もあるでしょう。ただし、業者でも対応できない内容もあります。複雑な技術相談にかんしてはメーカーに直接問い合わせる方が確実です。

4-4.省エネやメンテナンスの手間が掛からないものを選ぼう

微粒化装置は、省エネタイプやメンテナンスの手間が掛からないものを選びましょう。高性能な装置であっても、消費電力が大きかったりメンテナンスがたびたび必要になったりするようでは、コストパフォーマンスが悪いと言えます。導入するときにはどのくらい省エネなのか・メンテナンスの手間はどうか、などの点をきちんと確認しておきましょう。

4-5.微粒化装置はアフターフォローも重要なポイント

微粒化装置は、導入して終了というわけではありません。機械ですから、日々使用しているうちに何らかの不具合が出ることもあるのです。不具合が出たときにすぐに対応できれば深刻なものにはなりません。しかし、対応が遅れることで損害は拡大するものです。導入の際にアフターフォローが充実している業者を選ぶことは、不具合が出たときのリスクを最低限にします。アフターフォローが充実していることも、業者選びのポイントのひとつとして忘れないようにしましょう。

4-6.微粒化装置を導入するときの注意点

微粒化装置を導入するときには、目的に合ったものを選ぶことが大前提です。高性能な機種は、確かにすばらしい働きをしてくれます。しかし、自分が求める性能以上のものは無意味になってしまうことも多いです。業種によっても、また、微粒化装置に何を求めるかによっても、適切な機種は異なります。また、装置によっては広い設置場所を必要とすることもあるので気を付けましょう。

5.微粒化や微粒化装置にかんするよくある質問

最後に、微粒化や微粒化装置にかんするよくある質問に回答します。今まで読んで身に付けた知識を確認するためにも、それぞれチェックしておきましょう。

5-1.高圧式の微粒化の技術や原理を身近に感じることができる製品はありますか?

たとえば、ヘアスプレー缶を思い出してください。ヘアスプレー缶は、容器の中にスタイリング剤と高圧ガスが入っている状態の製品です。上部を押すことで、ノズルからスタイリング剤が霧になって出てきますよね。ヘアスプレー缶は、微粒化の技術を応用して髪に均一にスタイリング剤を散布することに成功しているのです。また、霧吹きなども微粒化の原理を理解しやすいでしょう。身近にあるものの中にも、まだまだ微粒化の技術や原理を感じるものがありますから調べてみてください。

5-2.微粒化装置を導入したいのですがお試しで使用できますか?

微粒化装置の導入を考えてはいるものの機種の選択で迷っている場合は、レンタルで試してみる方法もあります。レンタルは、安い費用で目的の機種の使い勝手を試すことができるので利用を検討してください。しかし、機種によってはレンタル対応していないものもありますので注意しましょう。最もおすすめの方法は、テスト機を貸し出している業者に相談することです。テスト機の貸し出しを利用できれば、本格的に導入する前に安心して評価できますよ。

5-3.微粒化装置がよく詰まりますが、機械の不良でしょうか?

微粒化装置がよく詰まる場合は、ノズル部分の不具合を考えてみましょう。適切なノズルを使用しているかどうかチェックしてください。また、ノズルが劣化していると詰まりやすくなります。必要に応じて、ノズル交換をしましょう。なお、液体自体が粘度(ねんど)が高いとノズルが詰まりやすくなるのも事実です。液体と微粒化装置の相性による問題と判明したときは、微粒化装置の買い替えなども検討しましょう。

5-4.微粒化装置の買い替えを検討している場合の注意点は?

微粒化装置の買い替えを検討している場合は、何の目的での買い替えかハッキリしておきましょう。経年変化で性能に不安がある場合と、新しい技術を取り入れたい場合では、適する機種も異なります。まずは、信頼できる業者に相談することが大切です。業者とのやり取りをしていくうちに、最適な装置をみつけることができるでしょう。

5-5.レンタルしている微粒化装置をそのまま買い取りできますか?

微粒化装置をレンタルしていて気に入った場合、そのまま買い取りをしたくなることもあるでしょう。業者によっては、買い取りも可能となりますので相談してみてください。ただし、レンタル品は新品と比べるとどうしても寿命が短くなります。微粒化装置自体を気に入った場合は、同じ機種を新品で導入することも検討してみてください。いずれにしても、自分たちにメリットが大きい方を選びましょう。

まとめ

今回は、微粒化や微粒化装置について詳しく解説をしましたがいかがでしょうか。微粒化の技術は、私たちの想像以上にさまざまな分野で利用しているものです。便利で豊かな生活を送ることができるのも、微粒化のおかげと言っても過言ではありません。さて、記事を読んだ人は、微粒化について詳しい知識が身に付いています。また、微粒化装置を導入するために必要なことも理解したことで、必ず役に立つことでしょう。せっかく学んだ知識を生かすためにも、実務に応用してくださいね。


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