食品機械の導入を検討する前に!種類や業者選びのポイントを紹介


「食品機械について知りたい」「導入を検討している」という方に朗報です。食品機械は、食文化の進化に欠かすことができない存在。日本国内でも、さまざまな食品機械展示会に多くの人が足を運んでいます。最近は中古市場でも食品機械の需要が高まっているということです。この記事では、食品機械の歴史やメリット・主なメーカーなどをまとめてご紹介しましょう。

  1. 食品機械とは?
  2. 食品機械の種類や特徴・注意点を紹介
  3. 食品機械の導入にあたって
  4. 食品機械にかんするよくある質問

この記事を読むことで、食品機械の導入にあたって知っておくべきことを把握することができますよ。

1.食品機械とは?

まずは、食品機械とはどのようなものなのかを解説します。その歴史やメリット・最近の傾向はどうなっているのでしょうか。

1-1.食品機械の定義

食品機械は、食品が関係するさまざまな場面で活躍しています。農産物・畜産物・水産物などを原料として加工処理し、食品や調味料に調理するための機械のことです。もちろん、作り出す食品によって特徴の異なる食品機械が必要になります。

1-2.食品機械の歴史は古い

日本における食品機械の歴史は古く、明治初期には製麺機の開発が行われていました。その後、精米機や製粉機械・乳業機械などの開発が始まり、さまざまな食品機械会社が誕生したのです。戦後、食糧事情が好転したことをきっかけに食品機械も進化を遂げ、石油ショック後には製菓・製パン機械・食肉機械などの普及も始まりました。

1-3.食品機械は人々の食生活を豊かにする

食品機械は、さまざまな人々の食生活をより豊かにしています。「おいしさや食べやすさを追求したい」という人々のニーズに応えるため、その要求に応じた多種多様の食品機械が必要です。食品は私たちが生きる上で絶対的に必要なものであり、食品機械に対する要求は今後も続いていくことになるでしょう。

1-4.食品機械、最近の傾向

食品産業は人件費の比率が高いことで知られています。人の手で作業する工程を機械化することはいつの時代も常に求められており、食品機械の需要は年々増加傾向にあるのが現状です。世界的に見ても日本の食品機械における技術は高く評価されており、販売実績は今後も上昇することが予想されています。

1-5.食品機械のメリットとは?

食品機械を導入するメリットはたくさんあります。たとえば、以下のようなものです。

  • 手作業の工程を自動化することで、生産スピードと効率を高めることができる。
  • 安定した生産量を維持することができる。
  • 品質の保持が可能になる。
  • 人件費を削減できる。
  • 危険な工程を機械化することで、事故を防ぐことができる。

2.食品機械の種類や特徴・注意点を紹介

食品機械にはさまざまな種類のものがあります。主なものの特徴や注意点などをまとめてご紹介しましょう。

2-1.食品機械の種類

主な食品機械としては、製粉機や乳製品加工機・水産肉類加工機などがあります。

  • 製粉機 小麦や穀類などを粉砕して、粉にするための機械。
  • 乳製品加工機械 チーズやバター・ヨーグルトなどの乳製品を加工製造するための機械。
  • 水産肉類加工機械 肉類や水産品のカットや、ハム・ソーセージなどを加工製造するための機械。

2-2.進化する食品機械の技術

食品機械の技術は日々進化しています。大手食品メーカーの異物混入事件が相次いだことで、消費者の「食に対する安全意識」が高まりつつあるのが現状です。同時に、最新技術を生かした食品機械が求められるようになり、各メーカーは「食の安全」を守るための装置を開発するために力を注(そそ)ぐようになりました。

2-3.主な食品機械メーカー紹介

主な食品機械メーカーには、次のようなものがあります。

2-3-1.三丸機械工業株式会社

大正7年に「三丸酪農機」として創業した会社です。ホモジナイザーを主力製品とし、現在は食品機械の開発研究にも力を入れています。

2-3-2.株式会社ドリマックス

1950年、野菜加工機械の専門メーカーとして誕生した会社です。長ネギやキャベツのスライス装置など、ユーザーのニーズに応えた食品機械を豊富に開発しています。

2-3-3.株式会社前川製作所

1934年に氷の販売からスタートした会社です。現在は産業用冷凍庫と並んで食品機械の開発を行っており、チキン骨付きもも肉全自動脱骨ロボット「トリダス」は国内シェア100%を誇ります。

2-4.食品機械の省エネ・地震対策

最先端の食品機械は「省エネ」をテーマにしたものも多くなってきています。長時間の運転を可能にするために、モーターの省エネ化などがすすめられているのです。また、地震対策にかんしても同様で、機械の耐震構造化や転倒防止策が検討されています。

2-5.食品機械の洗浄とメンテナンス

食品機械の導入を検討する上で、洗浄とメンテナンスのしやすさは重要なポイントになります。たとえば、水切りができる構造であるか、鋭角なコーナーはないかなど、洗浄性能のよさについては十分な確認が必要です。そのほかにも、以下の点に注意しましょう。また、メンテナンスがしやすい機械は寿命も長持ちしやすく、会社としてのコストダウンにもつながります。特に、食品機械用潤滑剤が菌の温床になることも多いため、潤滑剤メーカーとの連携も必要不可欠でしょう。

2-6.食品機械の耐用年数は?

食品機械の耐用年数は、機械の種類や使用頻度・使い方によっても大きく異なります。正しい洗浄と定期的なメンテナンスをしっかりと行っていた場合は、20年以上問題なく使い続けることができるものもあるのです。

3.食品機械の導入にあたって

食品機械の導入にあたって、知っておくべき注意点や業者選びのポイントなどをまとめてみました。

3-1.食品機械業者選びのポイント

食品機械を導入する際に依頼する業者選びのポイントは以下のとおりです。

  • 過去に似たような実績があるか。
  • スピーディーに対応してくれるか。
  • 納期が遅れることはないか。
  • ある程度柔軟に対応してくれるか。
  • 安全管理能力は高いか。

3-2.アフターフォローについても確認を!

食品機械の業者を選ぶ際には、販売だけでなくメンテナンスなどのアフターフォロー内容が充実しているかどうかも大切なポイントです。万が一、故障などのトラブルが発生したときも適切な対処をスピーディーに行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

3-3.商品の特徴を紹介

食品機械の特徴を機種別にご紹介します。

3-3-1.製菓・製パン機械

製造する製品によってさまざまな機能を持つ機械が開発されています。パン生地の自動製造システムや、クッキーを成形する自動成形加工機・自動コントロール型ミキサーなどが代表的です。消費者の食生活が多様化するにつれて、製菓・製パン機械も発展しています。

3-3-2.製麺機

日本で初めて発明された食品機械が製麺機です。現在は蒸し工程や揚げ工程が加わったと同時に、カップ麺の急速な普及により、製麺機の能力もより向上しています。

3-3-3.牛乳加工機

1971年ごろから牛乳の生産が拡大したことにより、牛乳加工機の自動化が急速にすすみました。現在は、自動洗浄装置や瞬間殺菌装置も登場し、電子化もすすんでいます。

3-4.展示会は要チェック!

日本食品機械工業会が開催する展示会については、必ずチェックしておくことをおすすめします。6月7日から10日まで東京ビッグサイトで開催された「FOOMA JAPAN 2016 国際食品工業展」では686社が出展し、アジア最大の展示会となりました。食品機械の導入を検討しているなら、実際に自分の目で見て確かめることが大切です。

3-5.テスト貸し出しを利用しよう!

食品機械の導入を検討している顧客に対して、テスト機として貸し出しを行っている業者もあります。「購入する前に実際に使ってみたい」という不安をお持ちなら、このサービスを利用すると大変便利ですよ。

3-6.食品機械の価格はどのくらい?

食品機械にもさまざまな種類や性能のものがあり、価格も大きく幅があります。一般的に、小型の製粉機であれば30万円程度で購入できるものもあるでしょう。個人でラーメン店を営業する際に必要なレベルの製麺機だと、100~150万円が相場です。
さまざまなメーカーの食品機械を比較し、まずは相場を把握することが大切と言えます。

4.食品機械にかんするよくある質問

食品機械の導入を検討している人が感じるであろう疑問とその回答をまとめてみました。

Q.食品機械を定期的にメンテナンスする必要はありますか?

A.定期的に機械の状態を確認し、部品交換を行っておくことで、突発的なトラブルを防ぐことができます。トラブルが発生すると生産に支障をきたすことになるため、定期的なメンテナンスは必ず行っておきましょう。

Q.食品機械用潤滑油とはどのようなものですか?

A.食品機械が食品と触れる可能性のある場所で使用します。潤滑油を使用することによって、高い安全性を維持することが可能です。食品に触れる可能性がある箇所で使用する潤滑油は、大豆油やコーン油などの食用油を成分としています。

Q.食品機械用潤滑油を選ぶ基準にはどのようなものがありますか?

A.食品にかんする安全性を考慮して、食品機械用潤滑油には安全基準が設けられています。その基準をクリアした潤滑油であるかどうかを確認するようにしましょう。

Q.食品機械のネジが食品に混入してしまう恐れはありませんか?

A.ネジがあるということは、当然落下の危険性を否定することはできません。そのため、食品の通り道にネジ部を設けていない食品機械を選ぶ必要があるでしょう。

Q.食品機械のカタログはありますか?

A.日本食品機械工業会が発行する「最新 日本の食品機械総覧」に、企業名や機械分類名・用途などが掲載されています。一般の書店では購入できないため、日本食品機械工業会に直接足を運ぶか、webサイトから購入してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。食品機械の種類やメリット・業者選びのポイントなどをまとめて解説しました。食品機械の導入を検討する前に、知っておくべきことはたくさんあります。ぜひこの記事を参考にして、最適な食品機械をお選びください。


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